感想/COMITIA123/悠々閑々(司馬 舞)
うちのかわい子ちゃん
一番びっくりしたのは、コミティアのサークル参加って子連れスペースというシステムが存在するんだ、ということ……知らなかった……。
抱っこしても寝ずに嫌がっている描写で、子供の背中が反ってるようになってるのに対して、ものすごく色々な事を思い出してしまったくらいには、没入して読んでいました。
自分の観測範囲の問題だと思うけど、無痛分娩を描いたエッセイというかレポートというか体験記の漫画を初めて見た。人類や医学の進歩があるのだから、お産に伴う痛みというのは極力なくなってしまえば良いのにと思うのだけど、事情を知らずに印象で脊椎注射とか、痛覚はないけど引っ張られている感覚だけ残ってるとか、そう言う描写を読むと勝手な妄想をしてゾクッとしてしまう。産んだことないけど*1。
子供を持つようになってから、親馬鹿というか、子供を可愛く思えるようになった、みたいな変化について描かれているけど、私がコミティアで育児系の体験ベース創作を色々探して見てみたというのも、漠然とその流れなのでは、とか思ったりした。つまり、この系の創作って体験した人ほど強く共感できる、ある種、未体験者の想像を絶する分野なので、中に載ってるお役立ち情報*2について、本当にそれが必要になりそうな人にはなかなか届かないんだろうなぁ、みたいなさみしいことまで勝手に考えたりしてた。
固有の感想というか強く同意したりしたアレ
新生児~乳児から出てくるあれやこれやについて
排泄物に限らず、よだれについてもしばらくの期間無臭*3なので、本当に良くできてると思う。というか、相対的に、いかに大人の身体が色々と年季が入った状態になってるのか、というのを痛感させられる。
泣き出したらお母さんじゃないとダメだと思う事
四六時中見てるわけじゃないから、というのはもちろんあると思うけど、男親から見てると、泣き出されたときの選択肢としておっぱいを吸わせるというオプションがとても強力に見えるので、本当にお母さんじゃないとダメだと強く思ってしまうことはある*4。
子供本人から聞いたわけではない*5のだけど、お母さんじゃないとダメだわーって特に思うのは、お父さんと子供と二人きりだったら何の問題もなかったのに、お母さんの姿を見た途端に*6あっちがいいと泣かれたり騒がれたりされたときですかね。
とにかく、しばらく泣き止まそうと縦に横に抱っこして、立ち上がり、ひたすら柔らかく揺らしても収まらず、なのにお母さんに渡した途端に静かになった経験が少なくないので、その無力感から「お母さんじゃないとダメだ……」と言いたくなるわけです*7。
にしても、なんか感想と言うより、普通におっさんの戯れ言めいた主張になってしまった……。