感想/COMITIA123/シルバーチョップ(堀口レオ)/堀口さんちのレオムスコ 同人誌版再録集

(↓ついでにこっちも後日Amazonで買った)

堀口さんちのレオムスコ

堀口さんちのレオムスコ

 一言で言うと、読んで色々と安心した*1

 とはいえ、読みながら連想するのは自分の家の方ではなく、伝聞で聞いた友人の息子さんの方で、何というかマイペースなのはきっとどこのご家庭のお子様も一緒なのかなとか思った次第。

 感想とはちょっと逸れますが

 子供を通して YouTube を見て、自分も似たような印象に落ちたので、なんというか、やっぱり共通の体験として得るような要素はどこかに絶対あるんだなぁ、と感じた。

 作中で ファミコンとかすっ飛ばしていきなり子供に DS を与えてしまった 的な話があるのですが、右も左も分からない子供にファミコンを与えても、秒で飽きると思いました。(子供に Wii Uファミコンリミックスを与えたところ、気がついたらマリオメーカーとかスプラトゥーンとかに勝手に切り替えて遊んばれていた光景を見ての感想)

 子供に、何を与えるのか、何を教えるのか、何を教えないのか、遠ざけるのか、みたいな、情報やコンテンツのコントロールというのはどうしても親の側の課題としてはつきまとってくるし、適切な情報リテラシー(どころか日本語も)未熟な子供に対して、インターネット産のものを無制限に与えるのも怖いし*2、かといってひとつひとつ精査するのも面倒だし*3……みたいな。

 なんかだんだん感想から離れて普通のブログっぽくなっていくのですが

nejiko.hatenadiary.com

 このあたりの話題ともリンクしてて、おそらく昔以上に様々な選択肢は増え、理解してくれる人も増え、そして探せば仲間も見つかる*4時代なのでしょうけど、だからといって単純に苦労が減ったかというと、別の所で神経を使う必要が出てきてて、トータルで見ればいつの時代も育成というのは100点を目指すものではないのでは、みたいな。

 大人から見ると、様々な判断基準について模範解答を持っている状態なので、迷うことは少ない(最初に選択肢をばっさきり枝刈りできる)のですが、子供はその基準すらないので、それについてどのようなものを与えていけばいいのか、どこまで子供を信頼すればいいのか、いつから子供は人間になるのか……みたいなのを連想して考えたりしました……何でこんな壮大な範囲のものに言及してるんだ……。

 話を戻して、育児系の話について好きな人であれば、そしてこの系の即売会に参加することに違和感のない人であれば楽しめる作品だと思います。

*1:具体的に何がとは言えないけど、色々とシチュエーションが他人事ではないので

*2:最近だとエルサゲートとかありました

*3:そもそも、面倒だからネットを雑に与えているわけで、そこに検閲を入れるのは本末転倒

*4:こういう育児系のコンテンツも出版される