感想/音楽/Symphony No.0

 色々あって、音盤を頂いたので、書けるところの感想を書く。

Symphony No.0

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 自分の興味などとは全く接点がない世界なので、この分野に関して素人なのですが、てきとーに思ったことについて書く。

 楽曲についての感想なので ~みたい と思う事はあるのですが、そもそもそれを言い始めると その系譜の始祖は~ みたいな話になると思うし、しかも特に詳しくないので、そう言う具体的な感想は書かない。

Symphony No.0は音楽と絵本をミックスさせて表現するアーティストチームです。
Symphony No.0がリリースするCDのブックレット(歌詞カード)には絵本が掲載されています。
CDの楽曲は絵本の物語の主題歌として作っています。

 何についての楽曲なのかというのがこれで明確になるので、聞くのにとても具体的なイメージを持てて良かった。

SAMURAI CAT(1st Single)

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SAMURAI CAT(Track 1)

 上のティザームービーで流れている曲。ブックレットの絵本と合わせて、もう完全にこの一曲で持って行かれた感じ。

 ちょうど、動画で流れているパートは歌詞を変えて3回繰り返されるのですが、絵本のストーリーラインに合わせて真っ正面からその内容を歌っているのが聞いててとても気持ちいい。

 絵本のフォーマットで語られる話の流れは、つまりそれはとても抽象的な(或いは単純な)モデルであるので、それは見る人次第で、様々な解釈が可能であったり、もしくは身近な何かを想起させてみたりと、その内容を自分の受け止めたい形に合わせて柔らかく頭に入れることができて SAMURAI CAT の絵本の流れがとても自分にとって爽快であった。

 斜めから見れば、侍も猫もありふれた題材ではあるのだけど(その上 SAMURAI CAT で検索すると別の物からわんさか出てくるのだけど)、問題なくこの楽曲作品固有のキャラクターとして認識することができた。

いつかお前に会えたら(2nd Single)

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 と言うわけで、私にとってはあまりにも 1st の SAMURAI CAT の印象が強すぎて、こっちがすっ飛んでしまった……。

 絵本で描かれる内容がしっかりしてきた一方で、内容が自分の当たり判定と異なる形だった感じ(あるいは、友情を感じるには感性がかなり年老いているのかも知れないとか思ったりした)。

サクラ(3rd Single)

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 ブックレットの絵本だけと話の筋は結構少女漫画なのではと言う脳内突っ込みをしながら眺めていた*1

 ただ、シンプルに、他者に向けた気持ちであるとか、見えないそれについての不安になる気持ちというのは、色々横に連想しやすいのでよかった。

サクラ(Track 2)

 上のティザームービーの 0:30 あたりから流れている曲。

 何というか、もう完全に個人の好みレベルの話として、このスピードとこのボーカルの音域で、そしてこの歌詞の視点の楽曲が好きです、と言うのを色々と痛感した*2

 絵本と合わせて聞くと、その微妙な状態をどうしようか、でもなんかこのままでもいいのか、それとも時間が解決するのかな、みたいな、非常に模範的な綺麗なところの男女話*3なので、本当に全く、私がそういうの好きですと言う感想。

その他

 SAMURAI CAT もサクラも、分かりやすいというかとてもストレートな場所に Mark tree*4 が差し込まれているので、私はそういうのも好きなのかも知れない。

*1:そして、思いっきり分かりやすく超直球でそこにいてお話を進めているSAMURAI CATに笑ったりした

*2:自分の過去の好みなどと照合して

*3:もしくはギャルゲ

*4:https://en.wikipedia.org/wiki/Mark_tree https://www.youtube.com/watch?v=4K2xeVAq45M