感想/COMITIA124/餅屋。(餡子)/BAR 繊月 + 春に、想う。
ざっくりと感想。本当にざっくりと。
全体的に
あ、この人達はあのお話の! という(サービス?)ポイントだらけのお話たちでした。ただ、誰がどこの人なのか、元ネタを引っ張りにくいというか、いちいち参照元を書くのは野暮ったいと言えば野暮ったいのですが、どこに繋がっているのか書いててくれたらよかったのにー、とか思ったりした。
BAR 繊月
舞台はBARと、お酒をつなげてお話が作られていて、僕はそこら辺疎いので、そう言う構成で書いていけるのすごいなーと思って読んだ。
最後のお話*1が、一番年の差成分を感じた。単に元JKという流れで書かれているので、その分が余計に印象に残ったのかも知れない。
春に、想う。
これまた僕がそのあたりの作法に疎いだけなのですが、桜の形に切り取られた装飾、表は桃色、裏は薄い紫になっているのが綺麗だなーと思って本を見てた。
完全に 事前にどんだけそのキャラの印象が頭にあったか という所に依存している気がするだけど、一番好きなのは最初のお話*2。
何というか、ある種の(主に周囲からの視線として)障害のある関係性について、それじゃ実際に結婚します! となった前後の環境というか、それに伴う再葛藤みたいな成分が個人的に好みなのだと思う。
感想/COMITIA124/かにとねずみ(いにしえ)/ん女子(1-3)
内容は全部 pixiv で見られるので、今更の感想を述べる。
全体的に
かわいい女子学生キャラがたくさん出てくるので、幸せストレスフリーに眺めてられて非常に良い。
登場キャラの総数が結構多いと思うのだけど、それぞれちゃんと背景を感じる濃いキャラ尽くしで、まだまだ広げられる余白が多そうだなーと思った。
"単に「ん」しか言わない女の子ってかわいい" みたいな一点からここまで膨らんでいけるのが本当に凄いと思った。
全体的に(よこしまな目線で)
(おそらく勝手に私が思い込んでる)主人公格である内気巨乳な女の子が、意思疎通の特殊な女の子と徐々に仲良くなっていくお話で、昨今何かと百合百合しくなる中で、そんな濃すぎないままに進行するその過程を眺めてる感じ。かわいい絵柄の中からそっと見えてくるセクシャルなその部分がとてもセクシャルなので*1よい。
以下、完全に主観というか個人的な視線での感想。
1
冒頭の巽さんがさいかわかと思いきや、やはり主人公は杭全さんですねとか確認できる一冊*2。
そもそも 異文化交流推進課って何よ!? という話*3が些細なことになっていくパワーに溢れている。
2
内気巨乳な主人公にくわえて、褐色貧乳元気っ子が投入された一冊*4。
やっぱ食べ物の恨みは恐ろしいよねー言語による意思疎通を超える概念だよねー。とか思った。
そして 寿司・カレー研究課って何! という基本的な疑問を吹き飛ばしながら進捗する後半の発想力がすごい。
3
一気にストーリー性を帯びてくる。表紙の絵の選び方がとても好き。
真っ当*5に読めば、口数の少ない先輩と心を通わせていく中での一幕で、結構百合っぽいのでは? とかそういう俗な感想になるのだけど、それよりもなにも腹チラ*6と微妙に左右にこぼれている胸の破壊力が大きすぎて、そう言う完全によこしまな瞳で杭全さんを眺めていた。
"今日はお出かけをして一緒に遊んだ" というだけの流れから、キャラの掘り下げを重ねているのがいいなーって思った。こういう日常の膨らませ方が好き。
どうでもいい
奥付の表記 発効日
となっているのは、何かこの課の何かが発効されたという高度な伏線なのだろうか……(考えすぎ)
我が儘なことを言うと、単行本一冊くらいの分量で読んでみたいですね!(そこまでネタを出して描くのは大変だろうなぁ……)
感想/COMITIA124/カブト印(渉)/このせかいはゆうしゃさまがたくさんいる
※漫画としてどーとかファンタジーとしてこーとか、細かい背景とか歴史めいたところについて、そういうのは詳しくないので書かない。
「このせかいはゆうしゃさまがたくさんいる」
— 渉@砲雷C-41 (@kabuto1107) 2018年4月26日
5/5のコミティア124「し13b」スペースにて販売します!
異世界から来た勇者様が沢山いる世界で、勇者が主人公ではなく、その世界のアイテム屋の看板娘が主人公のお話です 続き物にする予定なので始まりのお話になっています 興味がありましたら是非! pic.twitter.com/VbPIrvZbBI
メタ(に見せてくる)ファンタジー世界のプロローグ。内容としては導入だけなのだけど、世界の説明から最初のキャラ紹介まで丁寧に描かれている感じがした。表題の、この世界に対する特殊性についてはそれほど踏み込まれていなかったので、今後どういう広げ方をするのかな、と言うのが気になるところ。
趣味に寄せた読み方
基本的に登場人物みんな女の子なので、読んでてすごく癒やされた。別に百合とかそういうわけではないのだけど!!
感想/COMITIA124/ビターサンシャイン(scmr_すけめろ)/ザトマンガフレンズ・サンシャインフレンズ
#コミティア124 #COMITIA124
— すけめろ (@bs_scmr) 2018年4月28日
お品書き作りました、しかも当日は仕事休んでも良いとのことです(歓喜) pic.twitter.com/trNgZTPZ8X
ザトマンガフレンズ
サンシャインフレンズ
の二冊まとめて、ひとつのエントリで感想。
ザトマンガフレンズ
登場人物紹介で割と全部持って行かれたというか、本全体に対して言えるんですが、こう、遠慮なくついて行けない人を振り落とす感じのネタの選び方が大好きで、所々笑いながら読んでました。
一切の色気も何もない射精管理の2ページ分が大好き。
サンシャインフレンズ
ある種の疾走感がそのままの二冊目。ネタの黒さが個人的に大好きなラインで、なんか黒すぎず浅すぎず、笑い飛ばすのにちょうど良いお題が選ばれているのでとても好き。
大笑いしたのは 古今東西! いぇい!
って、 起・承
と受けた流れを吹っ飛ばす転になっているところて、本当に良かった。こういう感じにボケる感覚を大事にしていきたい。
まとめて
あんまり4コマとか、偉そうに語れるくらいに本気で読んでいる人間ではないので、そんな説得力のある気の利いたことは言えないのですが、キャラに対するある種の記号化がとてもうまく働いているのではないかと思います*1。
メイドちゃんは見てるとだんだんかわいく見えてくるし、モブ(社員?)は、そう言う汎用キャラなんだって理解をした上で消化をするし、そう言う、漫画としての適切な描き方ができているので、面白く読めたのではないかと思います。
*1:多分、この4コマがどういう系譜で影響を受けたのか、みたいな物も、詳しい人なら語れるのでしょうけど、僕はその系の知識を持たないので……
感想/音楽/Symphony No.0
色々あって、音盤を頂いたので、書けるところの感想を書く。
Symphony No.0
自分の興味などとは全く接点がない世界なので、この分野に関して素人なのですが、てきとーに思ったことについて書く。
楽曲についての感想なので ~みたい
と思う事はあるのですが、そもそもそれを言い始めると その系譜の始祖は~
みたいな話になると思うし、しかも特に詳しくないので、そう言う具体的な感想は書かない。
Symphony No.0は音楽と絵本をミックスさせて表現するアーティストチームです。
Symphony No.0がリリースするCDのブックレット(歌詞カード)には絵本が掲載されています。
CDの楽曲は絵本の物語の主題歌として作っています。
何についての楽曲なのかというのがこれで明確になるので、聞くのにとても具体的なイメージを持てて良かった。
SAMURAI CAT(1st Single)
SAMURAI CAT(Track 1)
上のティザームービーで流れている曲。ブックレットの絵本と合わせて、もう完全にこの一曲で持って行かれた感じ。
ちょうど、動画で流れているパートは歌詞を変えて3回繰り返されるのですが、絵本のストーリーラインに合わせて真っ正面からその内容を歌っているのが聞いててとても気持ちいい。
絵本のフォーマットで語られる話の流れは、つまりそれはとても抽象的な(或いは単純な)モデルであるので、それは見る人次第で、様々な解釈が可能であったり、もしくは身近な何かを想起させてみたりと、その内容を自分の受け止めたい形に合わせて柔らかく頭に入れることができて SAMURAI CAT の絵本の流れがとても自分にとって爽快であった。
斜めから見れば、侍も猫もありふれた題材ではあるのだけど(その上 SAMURAI CAT で検索すると別の物からわんさか出てくるのだけど)、問題なくこの楽曲作品固有のキャラクターとして認識することができた。
いつかお前に会えたら(2nd Single)
と言うわけで、私にとってはあまりにも 1st の SAMURAI CAT の印象が強すぎて、こっちがすっ飛んでしまった……。
絵本で描かれる内容がしっかりしてきた一方で、内容が自分の当たり判定と異なる形だった感じ(あるいは、友情を感じるには感性がかなり年老いているのかも知れないとか思ったりした)。
サクラ(3rd Single)
ブックレットの絵本だけと話の筋は結構少女漫画なのではと言う脳内突っ込みをしながら眺めていた*1。
ただ、シンプルに、他者に向けた気持ちであるとか、見えないそれについての不安になる気持ちというのは、色々横に連想しやすいのでよかった。
サクラ(Track 2)
上のティザームービーの 0:30 あたりから流れている曲。
何というか、もう完全に個人の好みレベルの話として、このスピードとこのボーカルの音域で、そしてこの歌詞の視点の楽曲が好きです、と言うのを色々と痛感した*2。
絵本と合わせて聞くと、その微妙な状態をどうしようか、でもなんかこのままでもいいのか、それとも時間が解決するのかな、みたいな、非常に模範的な綺麗なところの男女話*3なので、本当に全く、私がそういうの好きですと言う感想。
その他
SAMURAI CAT もサクラも、分かりやすいというかとてもストレートな場所に Mark tree*4 が差し込まれているので、私はそういうのも好きなのかも知れない。
*1:そして、思いっきり分かりやすく超直球でそこにいてお話を進めているSAMURAI CATに笑ったりした
*2:自分の過去の好みなどと照合して
*3:もしくはギャルゲ
*4:https://en.wikipedia.org/wiki/Mark_tree https://www.youtube.com/watch?v=4K2xeVAq45M
感想/COMITIA123/ひまわりの種(ひでを)/ひでをの保育園記総集編1-6
いつものポップも描き上がりました〜!
— ひでを ひまわりの種 (@hidewo_himawari) 2018年2月10日
現役男性保育士が描く実録保育園マンガ。明日のコミティアの新刊コピー誌。冬コミでの新刊総集編6とかありますよ。 pic.twitter.com/in3cupPYN7
一気に入手(総集編だけ)。
なんというか 同人誌だからできる範囲の切り込み方だなぁ というのが第一印象。もしもこれが普通に書籍化されることがあれば、もうちょっとマイルドになるだろうなぁ、みたいな、そんな*1。
なので、色々ぶっちゃけてある感じのネタがとても新鮮に感じた。
男性保育士というと、なんか色々政治的なネタ*2が、インターネットの世界では真っ先にやってくるのですが、そこら辺とは全く関係のない世界なのでとても気楽に読めた。
感想/COMITIA123/ちゃむ屋(きくまき)/むすかわおくらだし!
娘が可愛すぎるんじゃ~! (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: きくまき
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- 発売日: 2017/12/22
- メディア: 単行本
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どっちもその場で入手できたので楽だった。
これを眺めて妻が「あ、ノロウイルスの人?」と知ってたくらいには有名なやつ。
何も深く考えずにポジティブに光属性な読み方をする分には、とても楽しいものだと思います。
Amazonで見かけたこのあたりの意見が、最も無難な感想かも知れない。
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